水族館と天皇と
by kenta_sano
PROFILE
1974年生。
早稲田大学教育学部卒業後、
損害保険会社に1年半勤務。
東京理科大学工学部2部建築学科、
横浜国立大学大学院を経て、
現在建築設計事務所勤務。
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2006年 10月 22日
東日本橋の夜
一週間前のこと。
事務所を卒業したての先輩からお誘いを受けてバーベキュー@東日本橋にお邪魔した。

あ、ちなみに僕もう東京です。

先輩の事務所が入っているビルの屋上が会場。
最近設計事務所含め、デザイン系の小さなオフィスが東京の東側を攻めつつあるという。

いーなー、自分の事務所。
とにかくそう思った。
早く俺も屋上で秋刀魚焼きてー!

いや、秋刀魚はなかったか。
うそついた。
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by kenta_sano | 2006-10-22 04:44 | 建築
>>
2006年 02月 06日
白昼夢
某土曜日、とある場所にて見学会。
とある設計集団による、とある団体の施設。
とある理由により、僕たちは守秘義務を課せられた。

これは大量にある部屋のなかのひとつ。
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あたかも、この抽象的な写真に象徴されるかのごとく、
僕のなかでのこの建築は、輪郭を消され、細部を消され、
みるみるうちに漂白されていってしまった。
秘密にしておくことをあらかじめ約束していたからなのだろうか。

イリュージョナルな、まるで白昼夢のような経験。
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by kenta_sano | 2006-02-06 02:13 | 建築
>>
2006年 01月 23日
円山町の映画館
060121(星期六)
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星期六でも仕事。
事務所に行こうとドアを開けるとびっくり、雪・雪・雪!
テンションあがった。
雨だと相当下がるけど。


060122(星期日)

シネマヴェーラへ北野武の特集上映を観にいく。
最終上映『あの夏、いちばん静かな海。』にギリで駆け込んだ。
映画は良かった。
そして、建築も良かったぁぁ!!

そうです、映画館の建築を手がけたのは我らが兄貴こと、北山恒率いるAWS。
担当は大学院からの親友kymちゃんなのです。

これはまさに教科書のような建築。
いろんな箇所にお手本がちりばめられてて、
「あ、こうすればカッコよくなるのね」
っていうのがいっぱいあるし、
基本的には要素をそぎ落とした建築だから、
モノとモノがどう構成されているかが、
ものすごくよくわかる。
建築構法のイラストレーションみたい、
っていったらkymちゃんにおこられるかな。
でも、それにしてもカッコいい。

AWSの建築は、今僕が所属している事務所の、
つまりは僕のボスが目指している建築とは明らかに方向性が違う。
僕個人がやりたい建築ともベクトルが違う。
結構違うとおもう。
それでも、この映画館は感動を与えてくれた。
っていうか、与えられてしまった。

建築は即物的にみても構築的な存在だが、
メタレベルでも構築性そのものなのだといえる。
だからこそ、多様な解釈を許容する反面、
未熟な定義付けを拒絶する。

建築について考える日々は続く。

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なるほど、メンバー上げても無目一発のほうがすっきりするね。カッコよい。
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可愛らしい非常用進入口。
色はロケーションと関係アリ?
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by kenta_sano | 2006-01-23 00:41 | 建築
>>
2005年 12月 31日
年末行事
冬休み!!
昨日から冬休み。
大掃除、1泊2日の現場視察旅行という事務所の「年末セット」も2度目の経験となった。

まずは大掃除のこと。
っていうか、ハイライトはその前日だった。
ボスから一足早いお年玉。
しかも特大。
お家からジャケット、シャツ、ネクタイ等々を
「みんなでわけて」
と持ってきてくれたのです。
かくして事務所のスタッフ内におけるお宝争奪戦が始まった。
そのアイテムが誰に一番似合うか、みんなで判断して山分けするという、
民主的な手続きは相当盛り上がり、
結局、午前中一杯これだけで終わってしまった。
僕がゲットしたものだけでも、マルジェラ、ギャルソンを含む5点。
ボスの太っ腹っぷりもさることながら、
20代、30代前半の若者にとって垂涎ものの服を
当たり前のように着こなしている感覚がすごいとおもう。
本当にありがとうございました。
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つづいて、忘年会旅行。
今年は、ふだんから仲良くさせていただいている先輩、S川Zさんが常駐し、一人で踏ん張っている葬祭場の現場をみに、K市まで行ってきた。
詳細は省くけど、最大の特徴はt=200のRC曲面屋根。
僕たちが行ったときはすでにコンクリートの打設が完了し、
脱型こそしていないものの、その全体像があらわになっているところだった。
そこで、構造を担当しているS事務所の皆さんと一緒にぞろぞろぞろぞろ山登り。
非歩行屋根なので竣工後は無理なこと。
想像以上の起伏に一同大興奮。
こんなに楽しいのだったら、手すりをつけてもいいんじゃない、との意見まで。
でも、僕が興味あるのはやはり内部空間。
機能上、最低限のコンクリートのボックスが出現してしまうなかで、うねる屋根、つまりはうねる天井がどこまで感じられるか、そこがみてみたい。
いずれにしても竣工が楽しみです。
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それにしても、現場はあこがれる。
林立するサポートにむき出しの鉄筋。
荒々しい建材たちに囲まれながら、
許容誤差±10で曲面屋根のレベルを監理するZさんの姿は明らかに男らしかった。
ありゃ、モテるわ。

あとはG温泉で一年分のあかを流す。
ひさしぶりに麻雀したら妙におもしろかった。
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by kenta_sano | 2005-12-31 18:26 | 建築
>>
2005年 12月 21日
051218(SUN)
2ヶ月ぶりの連休。
全般的にまったりと過ごす。

日曜日は、我らがアイドル「のりまん」初担当物件をみてきた。
まんなかに吹き抜けを擁するリニアなRCのボリュームが3層積み重なり、
そこにガラスのカーテンウォールが取り付くという単純な構成。
彼女も僕と同様、建築家ボスのもとで働く設計スタッフ。
早々と一人で担当した住宅を竣工させてしまいました。
まずは、その偉業に脱帽。
おつかれさま!!

で、肝心の住宅。
とりあえず外観のインパクト大。
住宅って感じがしない。
どちらかというと、小振りなオフィス。
ガラスのスクリーンが吊られるだけでオフィスにみえるから不思議なものだ。

家型を打破すればいいというわけではないけど、
量産住宅の再生産が郊外の醜悪な風景を引き起こしているのだとすれば、
そこにカンフル剤を打つ意味は決して少なくないはず。
家らしくみえないこと。
僕は案外重要だとおもいます。

もちろん不満がないわけではない。
全体の気積のわりに体験する空間はこぢんまりとしているし、
ブルータルなコンクリートの表現は、
のんびり過ごすにはハードコア。

なーんて、批判的な見方もしたくなるほど、
のりまんの仕事は輝いていた。
ちょっぴりジェラシー。
いい刺激いただきやした。
あざーす。
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by kenta_sano | 2005-12-21 02:08 | 建築
>>
2005年 11月 22日
取材
昨今世間を騒がせている「震度5崩壊マンション」の件で取材を受けた。
取材してきたのは中・高・大と一緒の友人で、nhkの記者をしているsmt氏。
あ、せんだいではありません。

「アネハって有名?」
から
「長期荷重とは?」
に至るまで、矢継ぎ早に質問が浴びせられる。
こちらも携帯越しに応戦するけど、あんまりいい加減なことを言うわけにはいかない。

そこでok構造設計のto氏にご登場願い、
あらためて深夜の取材セッティング。
場所は渋谷の田神、通称「青木バー」。
toさんには忙しいところでてきてもらったけど、
おかげさまで、計算書の細かい形式など、僕では話せないことをいろいろと話してもらった。
例に漏れずめちゃめちゃ小さい声で。

それにしても、話せば話すほど無性に怒りが込み上げてくる。
適当な計算かまして年商3,000万?
恐ろしくて時給換算できない俺たちって何なんだ!
っていうか、怒りの対象は待遇ではなく、悪徳業者というわけでもなく、
どちらかというとマンションの消費者だ。
マーケッティングではじき出された「適度に」こぎれいな「仕上げ」で、
コピー&ペーストだから当然安い物件に、どういう理由で飛びついてしまうのだろうか。
あと500万上乗せして、しっかりとていねいにデザインされた住宅を選んでくれ!!

僕のまわりでも持ち家を持つ奴がちらほら出始めている。
悲しいかなほとんどが被害者。
なんか自分の宣伝っていうか、
商売っ気たっぷりって感じで、これまでは敬遠していたんだけど、
そろそろはっきりと言わなくてはならないのかもしれない。
「建築家に頼みましょう!」って。
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by kenta_sano | 2005-11-22 02:14 | 建築
>>
2005年 11月 13日
なか10日
約10日ぶりに更新。
おもっていたほど長い時間ではない。

アルミコンテナは無事解体され、
文字通りバラバラになって
とある地方都市へと帰って行った。
海外進出など、今後の展開に乞うご期待。
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などと余韻に浸るスキもヒマも、
建築設計事務所所員には与えられない。
僕は2つのコンペチームのメンバーとなった。
そのうちの1つが一段落ついたので、
今日の午後だけ完全off。
寒くなってきたことだし、
何かひとつ洋服を買ってやろうと
得意の自転車で下北を目指す。
と、途中でこんなものが目に飛び込んだ。

集合住宅のエントランス周りが曲面で構成されている。
t=6のコールテン鋼。
ショップやレストランのインテリアなんかでも曲面壁はよく目にするけど、
それはボード類だったり、プラスチックだったりで、それそのものが構造になっていることはめったにない。
この建築が異様な引力をもって僕の自転車を止めたのも
うねる壁面が力を負担していることによるのかもしれない。
人間には表面しかみえていなくてもモノの組成を感じ取る能力が潜在的に備わっているのだ。
この集住、情報求む。
場所は富ヶ谷。
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最後にもうひとつ。
外注する模型屋さんに行ったとき見せてもらった、
換気扇のモックアップ。
紫外線硬化樹脂製。
CGで3Dおこして、
モデラーにデータを流すと出来上がってくる。
なにか他の使い方できないのかなあ。
などと考えてみたりもしたが、
コンペ中のため完徹状態で出向いたので、
余計なことはまったく考えられませんでした。
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by kenta_sano | 2005-11-13 19:01 | 建築
>>
2005年 11月 04日
TDW
わざわざアルミコンテナを見に来てくれた、TOさん、KTOちゃん、YMS、KMYさん、tuttizmmasanovatezzobasar海ごはん山ごはん、aynちゃん、mkちゃん、あざーす。笑笑も楽しかったっす。
ホント、どうもありがとうございました。
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by kenta_sano | 2005-11-04 00:54 | 建築
>>
2005年 10月 31日
カミングアウト
ようやく話せる時が来た。
事務所に入ってはじめてまともに担当したといえる建築のこと。

なぜ秘密だったかというと、

理由1.事務所の進行中プロジェクトだったから

これは当然。

理由2.建たないかもしれなかったから

前例のないことだらけで誰も確信持てなかったのです、マジで。

新聞にも載ったことだし、休日みに行ってもきちんと建っていたので晴れてニュース解禁・

東京デザイナーズウィークコンテナ展のための展示ブース1棟を僕たちの事務所で設計しました。
従来のスチール製のものに代わるアルミ構造で、
1週間のみの仮設建築。
なかには何も置かず、
プロトタイプそのものを展示するという考え方です。

20㎡に満たない小建築、っていうか仮設建築。
大きさのわりには反省点が山ほどある。
とはいえ、間違いなく新しいことに挑戦できたし、
まわりが「建つの?」とささやくなか、
期日に間に合わせてモノができたことは大きな自信にもなった。

もしよかったらみてやってください。
僕自身はすでに締切迫る他のプロジェクトに移行しているため、
会場になかなか足を運べない状況になっちゃったけど、
11/3,5,6の19:00〜20:00近辺は会場あたりをウロウロするつもりなので。

以上カミングアウトでした。
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by kenta_sano | 2005-10-31 01:31 | 建築
>>
2005年 10月 27日
とある地方都市にて
建たないかもしれない。

と、ギャグでも謙遜でもなく、真剣にビビっていた建築と向き合って約4ヶ月。

いや、多分建ちます。

事務所でやっているプロジェクトなので、
そう多くは語れないけれど、
とある地方都市でのテストを終え、
初めてやっとそう思えた。
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ちなみにこいつでつくります。
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by kenta_sano | 2005-10-27 00:56 | 建築
>>